北村です。私事ですが、昨日50歳になりました。

50歳というのは事業を営んでいた私の父親が癌宣告され、その2年後に他界しましたが、当時20代後半だった私にとって、それまでの人生や将来についてきちんと考える転機となった歳です。

また、うっすらと自分の寿命もそれくらいなのかなぁと思いながら生きてきました。

そして昨日、無事にその歳を迎えることができました。

 

今思えば、父の死が無ければ大学卒業後に就職した会社にずっといたのかもしれません。

しかし、その転機のおかげでいつ死んでも悔いが残らない人生を送ろうと決意し、骨を埋めるつもりで入社した会社を転職し、積極的にビジネススキルを学ぶとともに、不動産投資と出会って投資を始め、そして35歳の時に会社を辞め、地元不動産会社で1年半修行して独立起業し、あっという間に12年が経過しました。

 

製薬会社勤務のサラリーマンから、身寄りのない不動産業に、しかも起業してしまったので最初の数年は分けがわからずあっという間に数年が過ぎていきました。

それでもお客様や周りの人に支えられ、年々人が増え、事務所を数回移り、古いボロ物件ですが自社ビルを購入し、昨年には旅館経営も始め、なんとか成長していくことができました。

 

途中、数年間ですがフィリピンで英語学校を並行して経営し、年の半分をフィリピンで過ごしていた時期もありました。

言語や文化、習慣も違う異国の地での2回目の起業でした。英語でしかも学校法人を現地で設立し、現地の人を採用したりと、とても大変でしたが楽しくもあり多くのことを学ぶことできました。

思い出は美化され、キラキラという表現をされますが、独立起業後の12年間はまさにその通りだったなぁと感じます。

 

冒頭の通り、うっすらと50歳が私の寿命と思っていましたので、これからはまた新たな人生のスタートだと感じています。

30歳の時のサラリーマンの自分が、10年後には脱サラし全く異業界の不動産業を営んでいるとは想像できていませんでした。

40歳の時の自分が、10年後には自社ビルを持ちスタッフを10人以上雇い、旅館も経営していることは想像できていませんでした。

 

だから、今50歳の自分は10年後の自分が想像できないはずです。

しかし、あらためて30歳時40歳時の自分をよく思い返すと、自分の寿命は50歳くらいなのだろうとうっすら思っていたようなレベルでのビジョンは持っていたし、それに向かって進んでいたと感じます。

となると、不動産業は一生やっていくと思っていますので10年後は複数の事務所くらいはあるでしょう。海外に興味があるので海外がが拠点になっているかもしれません。社内はほとんど外国人だったりとか。自社ビルも新築になって別の場所にあるかもしれません。

しかし、きっと別のこともしているはずです(うっすらとイメージはあります)。

50歳というと、外見はダンディーになっていて、気持ちも少し落ち着いて現状維持で満足している自分を勝手に想像していました。実際、見た目は老けたでしょうが、現状維持は衰退以外なにものでもなく選択肢としてありえません。なので気持ちはあまり変わっていないと自分では思っています。

 

以上、この先10年も新たな旅のスタートとして邁進していきたいと思います。

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kitamuracorp
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さいたま市大宮区を拠点に東京・埼玉・千葉西部、栃木南部のエリアの不動産管理及び収益物件の仲介及び売買を行っております。